チャートには種類がありますが、その中でも代表的な「ローソク足」の説明をしますね♪ ローソク足って、実はその形状から相場に起きている変化の兆し、投資家の心理状態を読み解くことができるんです。
時系列に並べたローソク足チャートは過去の値動きに比べ、現在の価格が高いのか安いのか、また一定の期間でどんな値動きをしてきたのか?という情報が一目でわかってしまう優れものです。
もし、既にトレードしてますよ!そんなのは、もう知ってますよ。っていう方は、かる~く流してください(;^ω^)
では、早速みていきましょう(#^.^#)
大陽線と大陰線 これは、大が付くくらいですから、他のローソク足に比べて明らかに大きな実体を持つローソク足です。
大陽線は始値=安値、終値=高値の形で、始値から一方的に買われたことを示しています。図ではヒゲがありませんが(^^;上下に短いヒゲが付いてるのもあります。一方で、大陰線は大陽線の逆の形で、始値=高値、終値=安値で、売りの勢いが強いことを示しています。
小陽線と小陰線 これは、大陽線、大陰線よりもローソク足の実体が小さいものになります。これが出たときは、相場の迷いが出ているといわれております。
上影陽線と下影陰線 上ヒゲが長く実体部分が下方にちょこんとあるローソク足のことをいいます。「トンカチ」と呼ばれることもあります。
どちらも、安値に動く可能性が高いといわれています。天井圏で発生した時、買い圧力よりも売り圧力が強いとみられ、下降トレンドへ転換する可能性が高まっていることを示します。
下影陽線と下影陰線 今度は、上影陽線と上影陰線の逆になった形です。これも、「カラカサ」なんて呼ばれたりしています。
売り圧力よりも買いの圧力が大きいとみられます。底値圏で出てきた場合は、上昇トレンドに転換する可能性が高いことを示します。
十字線 始値と終値が全く同じで実体がない形をしています。売り買いの圧力が引き分けで終わった感じですかね(;^ω^)これは、寄引同時線なんても呼ばれています。
買い勢力と売り勢力の力が拮抗している状態ですから、トレンド転換の可能性があるローソク足といえます。もし、上昇トレンドの天井圏で出た時は「下降トレンドへの転換」の可能性、下降トレンドの底値圏で現れた時は「上昇トレンドへの転換」の可能性をそれぞれ示します。
代表的なローソク足のみの説明でしたが、形から読み取れる情報から相場心理を探ることができます。下の図は長い上ヒゲと下ヒゲがでたあとに転換したものになります。
ただし、今紹介したローソク足以外にも様々な形がありますし、この見方が絶対的に正しいというものではありません。これらのローソク足は底値圏で出るか、中間値で出るか、天井圏で出るかによって大きく意味は異なってきます。また、ローソク足単体だけ見るのではなく、その前のローソク足にも目を向けて、そこまでの過程も見て下さいね。過去の値動きを基に統計的には、そうなりやすいという一つの考え方としてご活用ください。
参考までに、ローソク足の形から見る相場の意識は下図のようになります。
コメント